久野 貴史 012924 地 雷 廃 絶
私はいろいろとテーマを考えたが、地雷問題について調べてみた。あまり難しいことはわからないので興味のあるサイトを探してみたら、次のようなホームページを見つけた。http://www.tbs.co.jp/zero/jp/intro.html
今話題になっている地雷ZEROキャンペーンである。このキャンペーンのテーマソングは世界の坂本龍一である。世界各地の音楽を組み合わせて作り、さらにトップアーティストばかりを集めたまさにGLOBALな歌である。この売れ行きが目覚しいのは国民が地雷について興味をもち、真剣に考えようとしている第一歩だと思う。いや、むしろそう信じたい。
さてキャンペーンの仕組みは次のようになっている。
とりあえず今回はまだテーマを決めたばかりなのであまり詳しくは調べれなかった。次回はこのキャンペーンのことだけではなく地雷そのものについて調べてみようと思う。私は本当に政治的なことは全然わからないのでそれとは別の角度から見ていきたい。
まず、いろいろなサイトをまわってみたが何について書けばよいかわからなかったので興味のあるものから書くことにした。
最初に「地雷ってなんだろう」なんて基本的なことだが地雷について語る以上避けられない質問だろう。最初に、最も重要な火薬が作られたのは中国。地雷とは簡単にいえばその火薬を人殺しのために使ったものだ。いや、殺しじゃなくて負傷させるためのものである。地雷の目的は、兵士を負傷させる事で士気を下げたり、また負傷した兵士を運ばせて兵士の数を減らしたりするのに使われた。さらに地雷が「悪魔の兵器」と呼ばれたのはその安さも関係していただろう。なんと安いものは3ドル程度しかしないのだ。これだけ安いからこそ地雷の本領が発揮されたのだろう。地雷は人を殺さずにしておくところがポイントである。なぜなら、足を失った人のその後の入院やリハビリを考えると介護などがあるから殺されるよりも大変だからだ。ちなみに地雷が最もうめられている国はエジプトで、その数なんと2千3百万個!あまりの多さにrealに感じることができなかった・・・。
ここで少し私の感想を述べたい。このような地雷というものを考えた人はこれだけ奥深くまで考えれる知識を持っていたのなら、今の日本のような平和な国に生まれてきたらどんなことをしたのだろう。正直地雷がここまで念入りに考えられていた兵器とは思いもよらなかった。
では次に地雷の種類について書いてみよう。地雷は大きく分けて130kgもの重さで反応する対戦車型(ATM Anti tank mines)と、わずかに振動するだけで反応する対人用の地雷(APM Anti person mines)との二種類にまとめられる。さらにATMについて細かく分けると下のようになる。
1.傾きに反応する→地雷があらかじめ設定された角度に傾くと、予備点火装置が作動し、起爆する。
2.磁力が接近することで反応する→地雷探知器(金属探知器)の磁場に反応、起爆する。
3.電圧の急降下によって反応する→電子回路を持つ地雷を守るシステム。ワイヤーの切断や、バッテリーの絶縁に反応し、起爆する。
4.光に対して反応する→地雷を持ち上げることを妨ぐシステム。光に反応する電池が、対戦車地雷の底面に取り付けられており、地雷が地面から離れて電池に光が当たると起爆する。
次回は、今回と違い地雷によって足を失いながらも逞しく生きている人々をとりあげたい。そして中には何の目的もなく時間に流されるように生きている私たちとの違いを自覚したい。義足でマラソンをする人がいるなんてことを聞くと本当にこんな人たちの生き様を見習いたい。そのためにも、少しでもこの不幸な人々たちに手を貸してあげたいと思う。そういう意味でも地雷ZEROキャンペーンは実に重要だと思った。まあ、必ずしも同情がいいことではないだろう。それが彼等にとっては非難の目に感じることもあるだろうから・・・。とまあ今回はこの辺で。
今度は前回(といっても出席しなかったが・・・)書いたように地雷の被害者について書いていきたいと思う。
今、地雷によって手足を失ってしまった人は数え切れないくらい存在します。しかし、義足というものによって少しは幸せを感じることができる人も増えているでしょう。ですが義足は高価なのでそうそう簡単に買える物ではありません。
そんな中、カンボジアではアンコールワット国際ハーフマラソン大会というボランティアを目的とした大会が12月3日に開かれました。これは1996年から始められた大会でその意義は
1.大会参加費用(エントリー)を全額チャリティーとして、対人地雷により負傷した犠牲者・子供たちに「愛の義足」を贈ろうという、国際ランナーズ・ エイドであること、 5.公務員の1ヶ月の給与が24ドルという劣悪な労働環境の国に、雇用の機会を与え、労働組合の結成を促す機運を与えること、 |
です。
ちなみに2000年12月3日に行われたのは第5回目です。このときは有森裕子さんが表彰しました。
このような大会を通じて世界中の人に呼びかけることは当然ながら非常に重要だと思う。これ以外にもいろんな催しを行うことで被害のつらさがわからない我々に呼びかけ、それに答えるだけの勇気をもってほしい。それはもちろん私も例外ではありません。
今現在も22分に一人の割合で命が奪われていると聞きます。我々はその自体の深刻さにきずくべきではないでしょうか?